2022年の年頭所感で多くの発信ができるようお約束して以来、音信不通のまま早3年経ちました。申し訳ございません。
昨年から経営理念や行動指針、中期経営計画に基づいたビジョン型人事制度の構築を行っておりますが、その中の経営課題の一つに自社の発信(宣伝)は後回しになってしまっているということがございます。まだトライアルの段階ですが評価項目にも加点方式で情報発信というものを入れました。
2025年の干支は乙巳(きのとみ)です。乙(きのと)=植物の芽が屈曲しながら種皮
を破ろうとする様、巳(み)=起(き)に通じて、盛んな活動を起こす意味だそうです。
様々な壁にぶち当たったり、失敗することも多いですが最後まで諦めず脱皮して新しいサン・スパッドへ一皮剥けて進化していきたいと思っております。
なぜ私がこんなに毎年できていないのに情報発信にこだわってチャレンジするのかと言いますと、自分以外の人に自分の得意なことや学びを伝えようとする時、状況をよく分析して、その人の為になるような、喜んでくれるようなポイントを探して整理して伝える。それが結果的に自分の強みをより鋭いものに研ぎ澄ませることになります。お勉強と一緒ですね。人に勉強を教えてあげようと思うとしっかり理解して伝えられて、勉強が楽しいと感じてもらえないと学んでもらえませんね。
行動指針の2つ目に「クライアントへの期待を超えるパフォーマンス、リーダーシップで進化させるブレーンとなります。」があります。この部分の発信力を育成・強化していきたいということです。
これは社外だけでなく社内にもとても大きな組織力をもたらす重要な力だと考えます。自分が得てきた専門性や技術力を自分だけが知っている状態だと1の力ですが、自分以外に二人三人と伝え、他にもそうした伝える人が増えれば、掛け算的に組織力が10にも100にも高まっていきます。
実際に、以前勤めていた会社に成功体験を共有する仕組みがあました。案件が決まると決定した状況がストーリー仕立てで全国の営業所へFAXされ、さらに詳しい内容が社内イントラの掲示板に共有されます。それを見た若手社員は同じような課題を持っているであろうクライアントへ、共有されたセールストークで提案を挑みます。失敗しても案件が決定した猛者達に、なぜダメだったのか?どうすればクリアできるか?直接電話して相談することもできます。そうして一つの決定案件が全国へと広がっていくのです。私もこのシステムで案件を決めたり、セールストークの引き出しを増やすことができました。
2025年はそのような組織のシナジーや盛り上がりを感じて欲しい。学び合い、進化するサン・スパッドへ脱皮したいと思います。