事業承継1

2020年 事業承継して初めての年を迎えた「年始の所信表明」を振り返り、今できることは何か考え、挑戦する日々です。以下所信表明です。

2019年2月頃より事業を承継する準備を進めてきました。9月には代表取締役に就任もいたしました。

2020年の干支「庚子(かのえね)の、「庚」は植物の生長が止まって新たな形に変化しようとする状態で、「子」は、文字を了と一に分けられますが、完了して新たに始めるという意味とのことです。

サン・スパッドもまたそのような時期だと思います。

またネズミには「子孫繁栄」の意味もありますので、今年は繁栄する年にしていきたいと願います。

こういうタイミングでよく言われることわざですが「古きを温めて新しきを知る」、父からは事業環境が変わっても変わらない再現可能な知恵を引き継ぎ、社員の皆さまと一緒に知恵を絞り、時代と共に変わる戦略に新しくチャレンジしていきたいと思います。

サン・スパッドは、お客様の「販促活動のお困りごとを解決する」お手伝い係です。

父は、創業以前からクライアントとカスタマーの為になると思った情報を四六時中探し集め、お節介と言われるほど情報提供や提案をしてきました。その情熱は他のどの競合他社やコンサルタントにも負けないものだったと思います。

「なんとかしてあげたい、人の役にたちたい」その一心で事業の導入期・成長期・成熟期の20年を維持してきたんだと思います。父が実務から引いて後の10年間はさらにクライアントを百貨店やメーカーに、提供する広告サービスをWEBやSNS広告、電子カタログ等に変えての導入期・成長期・成熟期でした。現在は衰退期に入っています。

変革しなければ事業は衰退していきます。

前職の某組織開発系コンサルタント会社で学んだ組織診断モデルの一つであるコングルーエンスモデル。今のタイミングはまさに、会社の外部環境・資源(人・もの・金・強み)・歴史を正しく分析し、業務課題・人・会社の雰囲気(文化)・システム(組織)を変革して新たなインプット(成果)を出していく、変革期であると。※ナドラー/タッシュマン(Nadler/Tushman)コングルーエンスモデル参照

ここで、変革の一つの指針となるのが経営理念ですが、

経営理念は「人(クライアント、カスタマー、業界、その他関係者)のお役に立つ会社であれ」

また、経営指針は、

・常に真似できないような差別化を計れ、しかし、他者が真似したくなる差別化を計れ。

・クライアント、カスタマーのお困りごとを常に観察し、その問題解決となる情報をどんどん収集せよ。

・クライアントを進化させるブレーンになれ。

・カスタマーを大切に扱い、情熱を持ってビジネスに取り組むクライアントが我が社の顧客である。

・カスタマーの為になることをクライアントと沢山考える、それこそが当社の提供する商品・サービスの質を向上させる糧になる。

以上5つです。

以上を踏まえ、我々の新たなクライアントは誰なのか、その先のカスタマーは?どんな商品・サービスであればお役に立てるのか、見直していかなければ生き残れません。

新型コロナウイルス感染拡大で、現在のビジネス環境はいまだカオスですが、このような大変な中においても、誰かの役に立ちたいと必死に考えてもがくからこそ、「突破口=知恵」が浮かぶのだと信じます。